当記事では、ボートレーサーとは?
階級・能力や性別・年齢、平均年収や優勝賞金、ボートレーサーになるためのボートレーサー養成所についてまとめています。
ボートレーサーとは
ボートレーサーは、公営競技である競艇(ボートレース)でレースに出場して賞金を獲得するプロスポーツ選手です。
同時に国土交通省管轄の国家資格所持者であり、競艇選手資格検定に合格する必要があります。
資格検定合格のためには、ボートレーサー養成所に入所、1年間の教育・訓練を受けることが前提とされています。
他のスポーツに比べて選手生命が長いことも特徴の1つで、40代以降になっても第一線で活躍する選手も多数。
性別についてもレースにおいては同条件で、女性レーサー限定のレースなどを除き男女混合のレースも普通に開催されています。
階級(ランク)や能力
ボートレーサーには4つの階級(ランク)があり、上位からA1・A2・B1・B2です。
勝率・事故率・出走回数などによって判断され、階級審査は年に2回(1月・7月)行われています。
最も上位階級であるA1級は約1,600人のボートレーサーの中で20%程度。
(A2級は20%程度、B1級は50%程度、それ以外がB2級)
A1級のボーダーライン勝率は6.20前後になることが多く、賞金額及び権威が高いSG競走には原則A1レーサーだけしか出場できない等のルールがあるため、階級によって出場できるレースや日数が増減します。
能力については、体幹や柔軟性・動体視力、強靭なメンタルやレース展開を読む判断力、スタート・ターンにおける高度なテクニック、モーターやプロペラの調整力、体重管理などが大切とされています。
性別や年齢
ボートレースは性別に関係なく同条件でレースが行われる、世界でも稀なプロスポーツです。
全レーサー約1,600人のうち約1割が女性レーサー。
選手生命が長いため年齢層が幅広いのも特色の1つで、若手は10代から年配は60代以上になっても活躍しています。
2024年7月1日時点では、
ボートレーサー人数:1,601名
女子レーサーの数:260名
最年少レーサー:17歳
最年長レーサー:77歳
となっています。
ボートレーサーの平均年収や優勝賞金
ボートレーサーにはレースの着順によって賞金が定められており、その他各種手当・日当などが支払われています。
2023年7月1日時点での全レーサーの平均年収は1,800万円程度。
優勝賞金の最高額は毎年年末に開催されているグランプリの1億1,000万円です。
(その他SG競走は1,800~4,000万円、G1競走は580~1,600万円、G2競走は460万円、G3競走は110万円以上、一般戦は77万円以上)
現在のボートレーサー生涯最高獲得賞金トップは40億円で、現役のA1級レーサーとして活躍する松井繁選手の記録となっています。
ボートレーサー養成所を経てボートレーサーに
ボートレーサーになるためには、ボートレーサーの養成機関であるボートレーサー養成所に入所する必要があります。
入所にあたり試験が行われ、倍率は30~40倍といわれています。
試験に合格するとボートレーサー養成所に入所することができますが、その後1年間の養成所生活および訓練は、素人からプロのボートレーサーに育てるための施設であるため普通の養成所とは一線を画す過酷さがあるとされています。
尚、ボートレーサー養成所は1年間の全寮制で、育成費は無償です。
まとめ
当記事では、ボートレーサーとは?
階級・能力や性別・年齢、平均年収や優勝賞金、ボートレーサーになるためのボートレーサー養成所についてまとめてみました。
国家資格を所持したプロスポーツ選手
ボートレーサーとは、公営競技である競艇(ボートレース)でレースに出場して賞金を獲得するA1級は20%程度
階級はA1~B2の4つのランクがあり、約1,600人いるボートレーサーの中で選手生命が長いため選手の年齢層は幅広く、男女同条件でレースを行う
平均年収は1,800万円、現在の生涯最高獲得賞金トップは松井繁選手の40億円
ボートレーサーのグランプリの1億1,000万円
優勝賞金の最高額は毎年年末に開催されているボートレーサー養成所への入所が必須で、1年間で素人からプロに育てる施設であるため非常に過酷である
ボートレーサーになるためには最後までお読みいただき、ありがとうございました。