当記事では、ボートレースの展示航走についてご紹介します。
スタート展示や周回展示って何?
展示航走は舟券予想の参考になるの?
展示航走の基本的なことについてまとめているので、展示航走について知りたい!という人の参考になれば嬉しいです。
ボートレースの基本ルールについても、以下の記事でまとめています。
ボートレースの展示航走とは
ボートレースの展示航走とは、本番レース直前に各レーサーが本番を想定としたコース取り・スタート練習を行い、レースコースを2周してボートやモーターの状態をボートレースファンに見せることです。
ボートレースの展示航走は、競馬でいうパドックのような役割をしています!
展示航走には、スタート展示と周回展示の2種類があります。
スタート展示
スタート展示では主に、各レーサーたちが本番レースを想定したコース取りとスタート練習を行います。
スタート展示でチェックするポイントとしては、ピットアウト・コース取り・スタートタイミング・スタート後の行き足などが挙げられます。
ボートレースでは艇番と進入コースが異なることも多いため、スタート展示でのコース取りは重要なポイントの1つ。
ただし、レーサー間の駆け引きでスタート展示と本番レースでは進入コースが変わることもあるため、注意が必要です。
そして、コース取りに大きな影響を与えるのがピットアウト。
ピットアウトの気配に注目して頭1つ抜けたピット離れを見せるレーサーがいれば、インコースを取りにくる可能性が高いです。
逆にピット離れに難があるレーサーがいる場合は、他のレーサーにインコースを取られてしまう可能性もあります。
進入コースが確定すると、各レーサーはスタートラインに向かって助走を始めます。
スタート展示におけるスタートタイミングも重要なチェックポイントの1つ。
スタートタイミングが大きく立ち遅れてしまっている選手はいないか?
また、スタートを切ったあとの行き足(スタートの助走から1周第1ターンマークまでの加速状態)が優れている場合、第1ターンマークでの主導権を握りやすいといわれています。
周回展示
周回展示は、スタート展示で全艇がスタートを切ったそのままの流れでレースコースを2周します。
現地観戦はもちろん、ライブ放送でも展示航走の様子は放送されており、周回展示は主に旋回の調子や直線の走りを見せる場です。
周回展示でチェックするポイントとしては、展示タイム・回り足などが挙げられます。
展示タイムは周回展示終了直後、アナウンス放送が流れるほか、ボートレース公式サイトなどでも随時情報が更新されます。
展示タイムは原則2周目のバックストレッチ延長線から第2ターンマークまでの150mを計測しており、このタイムが良いほど直線でのスピードが速く、伸び足が良いと評価できます。
そして、第1ターンマーク・第2ターンマークを旋回する際にチェックしたいのが回り足です。
全速でターンできているか?ターンは外側に流れてしまっていないか?旋回の際に艇はバタついていないか?旋回後の艇の加速具合はどうか?など。
旋回の仕方にはレーサーによって癖もありますが、何度も周回展示で旋回をチェックしているうちになんとなく「調子の良い艇」がわかるようになるかもしれません。
展示航走は舟券予想の参考になるのか?
展示航走は舟券予想の参考にすることができます。
ここでは、舟券予想の参考になる展示航走のポイントを5つご紹介します。
待機行動中のコース取りはあるか
進入コースの変更はレースに大きな影響を与えるため、展示航走で必ずチェックしておきたいポイントの1つです。
ピット離れが抜き出ているレーサー、逆にピット離れに難のあるレーサーはいないか、コース取りによってインコースのスタートは深くなっていないか…。
進入コースに動きがあった場合は、それを加味した舟券予想をおすすめします。
「イン屋」「前付け選手」と呼ばれる、毎レースほぼ確実に内側のコースを取りに行くレーサーも存在します。
スタートは見えているか
本番レースとは異なりフライングなどによる罰則がないため、スタート展示ではフライングをする選手も多くいます。
ここで参考にしたいのは、スタート展示で大きく遅れてしまうレーサーがいないかどうか。
スタート展示のスタートタイミングが大きく立ち遅れてしまうと、本番レースでの調整も難しいといわれています。
行き足や回り足はどうか
スタートを切ったあとの行き足、ターンマーク旋回時の回り足の調子も舟券予想の参考になります。
スタート後の行き足が良いと1周第1ターンマークでの主導権を握りやすく、回り足の調整がうまくいっている艇は旋回時に外に流れてしまう・艇がバタついてしまうということもありません。
一方、行き足や回り足の調整がうまくいっていない場合、上位に食い込むことが難しいといえます。
展示タイムは出ているか
周回展示終了後にアナウンスされる展示タイムは直線のスピードの速さや、伸び足の良し悪しを比較することができます。
ホームストレッチ・バックストレッチの直線でスピードがあったり伸び足が良い選手は競り負けしないことも多いといえます。
オッズや部品交換情報もチェック
展示航走とは直接関係ありませんが、確定前オッズや部品交換情報も舟券予想の参考にすることができます。
オッズの数値が低いほど払戻金の倍率は低くなりますが「それほど人気の舟券」ということでもあり、舟券予想の材料となります。
また、ボートレースでは頻繁にさまざまな部品交換が行われています。
部品交換情報によって各レーサーの調整状況などがわかることもあるため、事前にチェックしておくことをおすすめします。
まとめ
今回は、ボートレースの展示航走についてご紹介しました。
本番を想定したスタート練習や、ボート・モーターの状態をボートレースファンに見せる展示航走は舟券予想の参考になるポイントがたくさんあります。
何度も見ているうちに自分なりの展示航走の見方がわかり、よりボートレース観戦が楽しくなります!
スタート展示や周回展示って何?
展示航走は舟券予想の参考になるの?
なんて人の参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。