当記事では、ボートレースのシーズン・期・節についてまとめています。
「何かの期間なのはわかるけど、具体的には…?」
「この期間は選手の成績にも影響するの…?」
なんて方の参考になれば嬉しいです。
ボートレースの「シーズン」「期」「節」
ボートレースにはシーズン・期・節など、一定期間の区切りが存在します。
1年間365日、ほぼ毎日どこかのボートレース場でレースが行われていますが、この一定期間の中でのレース結果が、選手の成績に大きな影響を及ぼします。
ボートレースの「シーズン」とは
ボートレースのシーズンは1月から12月までの1年間で、毎年年末に行われるグランプリをもってシーズンの幕を閉じます。
全てのボートレーサーは年末のグランプリに出場するために、1年間というシーズンを戦っています。
獲得賞金上位18名によってグランプリが行われる
グランプリに出場できるのは、シーズン中の獲得賞金上位18名のみ。
さらに上位6名にはシード枠が用意されており、有利にその年のグランプリを目指すことができます。
シーズンは1年間ですが、実際には1月1日からその年のSG・チャレンジカップ終了時点(毎年11月下旬頃開催)での獲得賞金がグランプリ選出の基準となっています。
ボートレースの「期」とは
ボートレースでは、「来期はA1に昇級」「A1昇級の勝負がけ」などという言葉をよく耳にします。
1年間というシーズンとは別に「期」と呼ばれる一定期間が設けられており、その期間でボートレーサーの級別審査が行われています。
前期・後期で級別審査が行われる
期には前期と後期があり、審査期間と審査結果による実施期間は異なりますが、期=実施期間を指します。
審査は勝率のほか、複勝率や事故率などを基準に行われます。
前期 審査期間:5月1日~10月31日 実施期間:1月1日~6月30日
後期 審査期間:11月1日~4月30日 実施期間:7月1日~12月31日
昇級や現級維持のため、審査期間の期末となる10月・4月はボートレーサーにとって勝負がけ。
級別審査は収入・フライングや出遅れによるペナルティなど、ボートレーサーに大きな影響を与えます。
級が上がるほどレースの出走回数が増え、SGやG1といった重賞レースの出場機会も増えるため収入が上がっていきます。
また、レースでのフライング・出遅れには重いペナルティがあり審査期間中1回で30日間、2回で60日間、3回で90日間、4回で180日間の出場停止期間が設けられています。
出場停止期間中は当然収入はゼロとなり、その間の成績もゼロとなってしまうため、ボートレーサーの選手生命に大きな影響を与えます。
ボートレースの「節」とは
「今節の〇〇選手は調子が良いね」「〇〇選手の節間成績は…」など、ボートレースには「節」という期間も存在します。
ほぼ毎日どこかのボートレース場でレースが行われていますが、予選から優勝戦まで通常4~6日間(最大で7日間)が開催期間となり、その期間を「節」と呼びます。
予選から優勝戦までが行われる
例えば1節が6日間開催の場合、1~4日目までは予選、5日目の10~12Rに準優勝戦、6日目の12Rに優勝戦が行われます。
その節に斡旋されたボートレーサーは優勝を目指して節間何度もレースに出場。
出走表(出場選手などの情報がまとめられた番組表)には節間の成績が記載されており、レーサーの調子を読み取ることができるため、舟券予想の重要な指標にもなります。
レーサーの調子にはモーターの良し悪しも大きな影響を与えますが、節間は抽選で割り当てられたモーター・ボートを使用し、必要に応じて整備を施しながらレースに臨みます。
また、開催期間中(節間)は公平なレースを保つため、ボートレーサーの外出や外部との連絡は一切禁止です。
まとめ
今回はボートレースのシーズン・期・節についてまとめてみました。
ボートレースで定められた期間を理解することで、その時々の選手の調子や心理状況なども理解することができ、舟券予想にも役立ちます。
ボートレースを観戦も、より深く楽しめるのではないでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。