当記事ではボートレースのルールについてご紹介します。
番号・カラーやスタート前の待機行動、独特なスタート方法についてもまとめているので、ボートレースの基本的なルールが知りたい!という人の参考になれば嬉しいです。
ボートレースは1周600m・3周1800mのコースで争われる!
ボートレースは1周600m・3周1800mのコースで争われます。
スタートラインを通過した後、第1ターンマーク・第2ターンマークを順に左回りで旋回して合計3周(1800m)、入着順位を決める競技です。
悪天候や強風など水面状況が悪い場合は、安全を考慮して周回短縮(3周→2週)が行われたり、ボートに安定板(ボートの安定を図るパーツ)が装着されることも。
スタート直後の第1ターンマークでの攻防はボートレースの醍醐味ともいわれており、レースの勝敗を左右する重要なポイントになります。
ボートレースの勝負は1マークで決まる?レースの決まり手については、以下の記事でまとめています。
ボートレースの番号とカラー
レースは6艇で競われ、それぞれのボートには番号・カラーが決められています。
1号艇は白・2号艇は黒・3号艇は赤・4号艇は青・5号艇は黄・6号艇は緑です。
ピットアウト後の待機行動
レースに出場するボートは、ピットに1~6号艇の順に待機します。
ファンファーレに合わせてボートは一斉にピットから飛び出し(ピットアウト)、スタートするコースを狙って選手同士が駆け引きを行う待機行動に移ります。
待機行動が行われるのはスタートする約30秒前。
駆け引きの後コースが確定すると、各ボートはスタート方向へ艇を向けて助走を始めます。
通常、ピットアウト後の待機行動で選手同士の駆け引きが行われコースが決定しますが、一部では進入固定のレースもあり、待機行動中のコース変更が認められないため1~6号艇は枠番通りのコースでレースを行います。
独特なスタート方法「フライングスタート方式」
ボートレースでは、独特なスタート方法「フライングスタート方式」が採用されています。
規定のスタート時間が決まっており、スタートライン近くに設置されている大時計の針が12時から1時を示すタイミング(1秒間)で各ボートはスタートラインを切らなければいけません。
選手たちは限られた1秒間の中で、限りなく0に近い瞬間を狙ってスタートを決めます。
F(フライング)とL(出遅れ)
ボートレースでは大時計が12時から1時を示す1秒間の間にスタートラインを切らなければいけませんが、大時計が12時(0秒)を示す前にスタートラインを通過してしまうとF(フライング)、1秒以上遅れて通過するとL(出遅れ)となり、該当レーサーは欠場となります。
欠場したレーサーに関する舟券はすべて返還されます。
フライングや出遅れはスタート事故とも呼ばれます。
スタート事故を起こすとレーサーは欠場・欠場したレーサーに関する舟券は全額返還となり売上にも損害をもたらすことから、レーサーにも重いペナルティが課せられます。
具体的には、30日間の斡旋停止などです。
斡旋停止期間中はレースに出場することができません。
舟券の種類や舟券の買い方については以下の記事で紹介しています。
まとめ
当記事ではボートレースのルールについてご紹介しました。
スタート前の待機行動で行われる選手同士の駆け引き。
スタートではわずか1秒の間で限りなく0に近い瞬間を狙ってレーサーたちがスタートを切ります。
ピットからピットアウトし、待機行動を取ったあとに助走が始まる。
ボートレースは、スタートラインを切る前も見どころがたくさんあります。
ボートレースの基本的なルールが知りたい!という人の参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。